思考の垂れ流しブログ

ある理系大学生の脳内が駄々洩れのブログです。主に最近ハマってる事や不意に思ったことをその日の気分で書きます。半分独り言だと思って下さい。

NTTドコモの株式の話

こんにちは、今日は前回の最後にも予告した通り株式投資の話をしようと思います。

今日はNTTドコモ編です。

 

NTTドコモといえば通信キャリアの大手として知られていますが、つい先々月に一大ニュースが報道されましたね。

そうです、NTTがNTTドコモTOBによって完全子会社化するというニュースです。TOBは株式公開買い付けの略称で、今市場に出回っている会社の株式(今回はドコモの株式)を一般株主から買い付けるというものです。

 

恐らく世間一般にはこのニュースはそれほど注目に値しない、聞き流す程度のニュースだと思います。しかしこのニュースは株主からするとかなりインパクトがあり大きな意味を持つイベントになります。一般的にTOBされる側の会社(今回で言えばドコモ)の株式を保有する株主からしたら、TOBの発表は嬉しいものです。

実際僕もこのニュースを見た朝は嬉しくて高笑いが止まらず、その日一日はドコモTOBの件で頭が一杯で取るもの手につかず状態でした。

 

では何故それほどTOBは大きな意味を持つのか、これから書いていきたいと思います。

 

まず今回のTOBについて、TOBする(株を買い集める)側はNTTでありTOBされる側(株を買い取られる)側はドコモになります。この時NTTは株主からドコモの株を買い集めることで、ドコモの株のほぼ全てを独占することを目指します。そうすることでドコモは完全にNTTの子会社になります。

そして通常、TOBによって株主から株を買い取るときにはその時の株価に大体20~30%上乗せした値段で買い取ってくれます。この上乗せ分はプレミアと言われます。

つまりTOB発表時に株価が1000円の株を買い集める場合、1200~1300円で買い取ってくれるのです。この様にプレミアを付けることで、より多くの株主がそのタイミングで保有している株式を売ろうと動き、TOBする側は株式を集めやすくなります。

 

先ほどの例ですと1000円のものが1300円で売れようと、たったの300円しか株主は儲からないように見えます。しかし今回のドコモTOBについては、発表当時のドコモの株価は確か2900円位だったと思います。そのため公開買い付け価格は3900円に設定されました。今回のプレミアはこれまでのTOBの事例の中でも高額な部類らしいです。

それでもたったの1000円かよ、と思いますよね。しかし基本的に日本株は100株単位で保有します(もちろん例外もあり、1株からでも保有できます。僕も1株だけ持ってる日本株が数種類あります)。つまり一株で1000円なので、100株だと10万円になります。ここら辺でようやくこのプレミアのありがたみが実感できると思います。

 

僕の場合、7月ごろにドコモ株を長期保有目的で3000円届かない位の値段で100株買ったので、キャピタルゲイン(株価の値上がり益)だけで8万9千円儲けました。自分でもびっくりしてます。

またドコモの株主への配当金の権利確定が9月末だったので、その配当金約6千円もついこの前届きました。配当金と合わせると合計約9万5千円儲けたことになります。

 

正直この利益は本当に偶然であり、ビギナーズラックだと思っています。僕は株を始めた頃は「どうせビギナーズラックで最初は儲かるだろうけど後々負けていくんだろうなぁ」と予想していましたが、本当にビギナーズラックが来るとは...。ここから損しないように気を引き締めます。

 

このTOBというのは事前に予想がつくものではなく、完全に運だと思います。僕が株を始めて1年目でこの様にTOBの恩恵に与れるのは本当に幸運でした。

 

というのがドコモの株のお話になります。

因みに得られた利益はもちろん再投資に回してますので、この儲けで何か買ったり羽振りが良くなるようなことは無いです。というか今後も株の利益は基本的に再投資に充てるので、利益が出たからと言ってそれを実生活では使いません。

使うとしても老後ですね。そもそも株式投資は将来の貯金のためにやっていますから。

 

それでは今日はこの辺で。次はこれまで入ってきた配当金の話でもしようかなぁ。